会長挨拶
武生医師会は、福井県の越前市と南越前町を主たる区域として行政と共に地域医療を支える活動をしています。武生医師会総会において代表理事・会長に選出されました林です。越前市民と南越前町民の方々にご挨拶を申し上げます。
武生医師会は1887年(明治20年)に南条郡医師組合として福井県から設立認可を受けた130余年にわたる伝統のある組織です。1948年(昭和23年)の武生市市政の開始を受けて、南越前町の会員方の了解のもとに武生市医師会に改名しました。この年は、所属医師会員の業務の基本となっている医療法が成立した年でもあります。
さらに2005年(平成17年)には武生市と今立町の合併による越前市の誕生を受けて、武生医師会に改名しました。会員の意向を受けて「武生」の名を残しました。この時には隣接の鯖江市医師会に属していた今立医会の6名の医師に入会していただきました。時代の変化と共に名称を改変してきておりますが、地域医療を支えるという思いは一貫して持ち続けております。
医師である会員は生涯教育の場として月次医学会という学術講演会を1887年の創設時以来継続的に開催し、自己研鑽に努めています。1998年(平成10年)には医師と協力して診療にあたる看護師を養成すべく武生看護専門学校を設立しました。2023年(令和5年)3月までに658名の卒業生を送り出しています。卒業生は、武生医師会管内や丹南地区を中心に福井県内外で看護師として勤務し、地域医療を支え活躍しています。
2040年頃以降と予想される医療情勢の変化への対応や行政との連携強化などの課題に加えて、電子化やデジタル化のような内部課題にもより積極的に取り組む必要があります。地域におけるかかりつけ医療機能の維持や行政医療協力機関としての武生医師会の努力に対して、市町の住民の方々や行政のご支持とご支援を引き続きお願いいたします。
一般社団法人 武生医師会
代表理事・会長 林 秀樹
一般社団法人 武生医師会
〒915-0814 福井県越前市中央1丁目9-9
TEL:0778-24-1400